審美歯科の考え方とその方法
歯科医院では虫歯や歯周病の治療を行い、「健康でトラブルのない口の中」を作っていっています。しかし歯科医院の取り扱っているカテゴリーは、このような「治療」だけにはとどまりません。
口元をより美しく見せるための「審美」のカテゴリーもあるのです。
歯科医院では虫歯や歯周病の治療を行い、「健康でトラブルのない口の中」を作っていっています。しかし歯科医院の取り扱っているカテゴリーは、このような「治療」だけにはとどまりません。
口元をより美しく見せるための「審美」のカテゴリーもあるのです。
審美歯科とは、「歯(を含む口元)」を美しくすることあるいはそのときに用いられる施術もしくはそれを取り扱う科」を指す言葉です。
「歯医者」「歯科医院」と聞いたとき、多くの人は「虫歯や歯周病を治療する場所」を思い浮かべることでしょう。しかしこのような口の中のトラブルがまったくない状態であっても、口元をより美しく見せるための施術を受けるために、歯科医院に通う人がいるのです。
ちなみにこの審美歯科の考え方の歴史は実は非常に古く、なんと紀元前にはすでに見られた考え方だとされています。紀元前500年ごろにはすでにブリッジが作られていましたが、このブリッジは「食事を取るために作られたもの」ではなく、「歯を彩るために作られたもの」だと考えられています。なぜならそのブリッジに使われている人工歯には「噛むため」には不要なほどの美しい彫刻が施されており、しかも人口歯の素材はなんと象牙で作られていました。
さらに、このローマ時代に医師のケルズによって「歯が黒くなってしまった場合は、バラの歯にタンニンを含んだ木の葉と乳香樹脂を該当部位においたのちに、ワインで何度もうがいをするとよい」としている審美歯科の指南書が作られていました。
審美歯科のメリットは、「口元を美しく見せること」につきます。もちろん歯並びを良くすることで歯が磨きやすくなったり、かみ合わせがよくなることで食べ物を消化しやすくなったりといった副次的なメリットはありますが、審美歯科を希望する人の多くは、やはり「口元を美しくしたいから」という理由で歯科医院の扉を叩いていると考えられるでしょう。
ただ、審美歯科の場合は「健康を保つため」「生きていくため」の治療ではありません。そのため、100パーセント自己負担で費用を払わなければならないというデメリットがあります。
また歯科医院に通う回数が多かったり、定期的にメンテナンスに訪れなければならなかったりといったデメリットもあります。このような特徴を踏まえたうえで、審美歯科を受けるかどうかを考えるようにするとよいでしょう。
「審美歯科のプランの代表例」といえば、まず真っ先にこの「セラミック治療」が上がってきます。
保険診療の場合、失った歯を補うためのものとして「金属」が使われます。しかし金属を使った銀歯はすぐにそれと分かってしまいます。また、金属アレルギーが起きる可能性も否定できません。しかしセラミックを使えば、真っ白な歯が手に入ります。またセラミックは金属ではありませんから、当然金属アレルギーが起きる心配もいりません。
なおセラミックを使った器が長く使用に耐えるように、歯に使ったセラミックも非常に高い耐久性を誇ります。変色などのリスクも低いため、長く「自分の歯」として使っていけるでしょう。
「美しく白い歯」は、昔から美人の代名詞として使われてきました。現在も真っ白な歯は健康的でさわやかな印象を持つとされ、多くの人に好意的に受け入れられています。
審美歯科では、このような「美しい歯」を作るためのホワイトニング治療を行っています。ホワイトニング治療は、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、マウスピースを用いて自宅で行う「ホームホワイトニング」と、この2つを掛け合わせた「デュアルホワイトニング」があります。
オフィスホワイトニングにははっきりと分かりやすい効果が、ホームホワイトニングには通院の回数を減らせるというメリットが、デュアルホワイトニングには色むらが起きにくいという特長があります。
ラミネートベニアとは、「歯の表面にセラミックの板を張り付けること」をいいます。付け爪ならぬ「付け歯」のようなもので、歯の表面にセラミックの板を取り付けて美しく見せるための手法を言うのです。
自前の歯の表面を少し削ってこれをつけることで、いわゆる「すきっ歯」や、歯の変色を覆い隠すことができます。また、歯の表面のざらつきをフォローできるというメリットがあります。
このように、一口に「審美歯科」と言っても、その施術プランはさまざまです。「自分にとっての理想の口元」を得るために必要な施術プランを、一緒に考えていきましょう。
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