ホワイトニングとは、薬剤を使って歯の色を白くしていくことをいいます。
人の歯の色は個人差があり、日本人の平均の歯の色はA8(歯の白さを表す基準であり、A1からA9まである。数字が小さいほど白い)程度だといわれていますが、ホワイトニングを行うことで最大でA2程度まで白くすることができます。
「美しく白い歯」は、昔から美男美女の条件のうちの一つとされてきました。ここではその「美しく白い歯」を手に入れられる「ホワイトニング」について解説していきます。
ホワイトニングとは、薬剤を使って歯の色を白くしていくことをいいます。
人の歯の色は個人差があり、日本人の平均の歯の色はA8(歯の白さを表す基準であり、A1からA9まである。数字が小さいほど白い)程度だといわれていますが、ホワイトニングを行うことで最大でA2程度まで白くすることができます。
なお、歯のホワイトニングと歯のクリーニングはどちらも「歯を白くする」という点では共通しています。しかし歯のクリーニングはあくまで「歯に着いてしまった色や歯垢(プラーク)・歯石を落とすことで歯を白くすることのできる施術」であり、元々の歯の色よりも白くすることはできません。
しかし歯のホワイトニングの場合は、従来の歯よりもさらに白くすることができるという特徴があります。また、歯のクリーニングは予防歯科(口内のトラブルを未然に防ぐための対策)としての性格を強く持ちますが、歯のホワイトニングの場合は審美歯科(口元を美しく見せるための施術)に分類されます。
さてこの「ホワイトニング」ですが、これは下記の3つに分けられます。
歯医者に通ってホワイトニングをしていく方法です。1回行っただけでも効果が分かりやすいもので、A4程度まで白くすることができるというメリットもあります。
ただ、通い続ける必要がありますし、比較的色が戻りやすいというデメリットもあります。
マウスピースを使って家でホワイトニングをしていく方法です。来院回数を少なくすることができるうえ、費用が安く済むというメリットがあります。
ただしほかの2つの方法に比べて効果は薄く、A5程度までしか白くなりません。
家でマウスピースを使ったホワイトニングをしながら、病院でもホワイトニングをしていくというやり方です。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用するこのかたちは、短期間で済むうえ、A2までの白さを手に入れることができます。
ただ、併用するやり方のため、費用は高くなりがちです。
ここまでホワイトニングについて解説してきましたが、最後に、「それではどんな人にホワイトニングが向いているか」について解説していきましょう。
オフィスホワイトニングでもホームホワイトニングでもデュエルホワイトニングでも、「歯を白く美しくしたい人」に向いているという共通点はあります。これを前提として、もう少し詳しく見ていきましょう。
1度行っただけでも目に見えて効果が分かるものであるため、「結婚式があるからとにかく急いでいる!」などの人におすすめです。
即効性を求める人に有効な方法で、「効果が実感できないと続けることが難しそう……」という人にも向いています。また、月に1回程度歯科医院に通うことが推奨されるので、その時間が取れる人向きです。
「リーズナブルな価格で、じっくりとホワイトニングに取り組んでいきたい」という人に推奨される方法です。3つの方法のなかでもっとも通院回数を抑えられる方法でもあるため、「子育て期間中でなかなか歯科医院に行けない」「歯科医院が遠い!」と悩んでいる人も、この方法を選ぶとよいでしょう。
ただし継続が前提となるため、それに面倒さを感じない人でなければ思ったような効果は得られにくいかもしれません。
「とにかく最大限の効果を得たい!」と考える人におすすめの方法です。一度白くしてしまえばその白さは持続しやすく、きちんと手入れをすれば2年程度は効果が続くと考えられています。
ただ、オフィスホワイトニングの通院の手間と、ホームホワイトニングのマウスピース管理の手間の2つがかかるため、これを許容できる人向きの選択肢だといえます。
どの方法が良い・悪いとは言い切れませんから、一緒に相談しながら「一番あなたにとって良い選択肢」を選んで行きましょう。
ホワイトニングを効率よく進めるうえで、守らなければならない点は以下の3つです。
ホワイトニングの薬剤は、過酸化水素あるいは過酸化尿素を使って作られています。過酸化水素は体温と水と作用すると活性酸素を作り出すもので、この活性酸素によって歯の汚れを落としていく作用を持っています。ちなみに過酸化尿素もまた、酸化反応を経て過酸化水素に変化するという特徴を持っている成分です。
オフィスホワイトニングの場合は、歯科医師がこの過酸化水素を含む薬剤の量を調整します。しかしホームホワイトニングでは患者様ご自身で薬剤の量を調整することになります。このときに注意しなければならないのが、「薬剤の量」です。ホワイトニングの薬剤は、使えば使うほど効果があるというものではありません。逆に使いすぎてしまうと、歯茎の炎症などを招いてしまいます。
ホームホワイトニングで使われるマウスピースは、それほど強いものではありません。そのため、マウスピースをつけた状態で強く歯をかみしめると、マウスピースが壊れてしまうことがあります。
そうすると薬剤が漏れ出てきて口内トラブルが起きてしまいますし、作り直しのために再度の来院・支払いが必要になります。またマウスピースを外したら、しっかり歯をすすぐようにしてください。
ホワイトニングを行っている間は、飲食物に気を付けてください。着色を招くコーヒーや赤ワイン、カレーなどは避けるようにしてください。ホワイトニングをしている最中の歯は、ホワイトニングをしていないときの歯に比べるとずっと歯に色がつきやすい状態にあるため、特に注意が必要です。
また、ホワイトニングを行った直後(2時間程度まで)は、飲食自体を控えましょう。
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